テツ ヨシカワ デンタルクリニックの安心

1.感染対策(治療器具の滅菌)

従来の歯科治療では、ハンドピース(歯を削る道具)やドリルの先端などはアルコールで清拭するか薬液につけて消毒するのが一般的でした。

しかし、これらの行為は医科(内科や外科など)では考えられない行為で、いつ患者さんから次の患者さんへエイズウイルスや肝炎ウイルスなどが感染してもおかしくない状況でした。

当院では、ハンドピースやドリルの先端・根を治療する道具などをすべての患者さんごとに交換・洗浄・滅菌処理していますので、他の患者さんからウイルスなどの感染の危険性がなく安心して安全な治療を受けていただくことが出来ます。

※消毒と滅菌の違い:消毒とは病原性のある細菌やウイルスを害のない程度まで減らすことで、滅菌とはすべての細菌やウイルスを死滅させるか除去することです。

2.水

デンタルユニット(歯科用治療イス)から出る水は、実は細菌の温床なんです。
2009年の報告では、ある大学歯学部病院の日本製デンタルユニットを検査したところ、約6万CFU/mlもの細菌が検出されたとのことでした。
ちなみに水道水の基準は100CFU/ml以下ですから、飲み水に適さない水が歯を削る時やうがいする時に使用されていることになります。

アメリカやヨーロッパではデンタルユニットから出る水にも厳しい規制があるため、アメリカやヨーロッパ製のデンタルユニットには内部の消毒システムがあります。
しかし、日本にはそのような規制がないため、日本製デンタルユニットにはほとんど内部を消毒するシステムがありません。
そのため、前述したように大学の歯学部病院のデンタルユニットから多数の細菌が検出されるのです。

当院のデンタルユニットはシロナ製(ドイツ)なのでもちろん消毒システムがあります。
また、当院で治療に使用する水はすべて中性電解水で殺菌されておりますので安心して安全な治療を受けていただくことが出来ます。

デンタルユニット

3.空気

歯科医院で詰め物や被せ物を接着する際に、削った歯を空気で乾燥させます。

その空気はエアコンプレッサー(圧縮機)によって圧縮されてタンクに貯められ、配管を通り、お口の中に吹き付けられます。
しかし、空気を圧縮してタンクに貯めると温度・湿度ともに上昇し、細菌の温床となります。

また、空気中のチリやホコリも一緒に圧縮され、お口の中に吹き付けられます。

当院では、除湿・除菌フィルターを備えたエアコンプレッサーを設置することで、水分やチリ・ホコリ・細菌のないクリーンエアを使用していますので極めて衛生的です。